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ご挨拶

西村 陽介|産業医科大学 医学部 心臓血管外科学教室 教授
  • 心臓血管外科学 教授
  • 西村 陽介

 私は産業医科大学医学部心臓血管外科学教室教授の西村陽介と申します。当教室は2001年4月に診療科として開設され、2018年6月に心臓血管外科学教室として開講した比較的新しい講座です。私は診療科時代の2005年10月に本学に赴任し、北九州地区の地域医療に貢献できるよう診療を中心に邁進してまいりました。私は、大学卒業後、心臓血管外科に入局し今年で38年目となりますが、途中4年間の大学院での基礎研究以外は、実臨床の場で心臓大血管疾患を抱える患者さんへの外科治療に従事してまいりました。

 診療における当科の基本方針は、”安全で確実な医療の提供”です。心臓血管外科は術式の進歩や器具などのイノベーションなどにより、近年では低侵襲な治療も徐々に確立され、安全性もかなり高くなってまいりました。とはいえ、他領域の外科手術と比較すればまだまだ手術危険率は高いのが現状です。このような状況で手術の安全性を高めるには患者さん一人一人にしっかりと向き合い、手術を含めた治療法の特性を十分に理解し、最適の治療法を選択しなければならないと考えます。最適の医療が提供できるようチームで取り組み、チームワークを大切に診療していく所存です。

 本院は昨年8月の急性期病棟開設に伴いハイブリッド手術室が併設されました。これにより当科でも大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術が可能となりました。これら低侵襲手術を導入することで従来の外科治療を断念せざるを得なかった患者さんにも治療を行い、手術前と同様の生活に復帰してもらえる機会が格段に増えていくと思われます。

 今後とも、新しい技術を取り入れながら、さらに安全で確実な医療が提供できますよう邁進していく所存ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。

医局について

当科は心臓大血管から末梢血管の手術まで幅広く担当し、他診療科の医師や他業種のとの緊密かつ円滑な連繋のもとに、少人数の医療スタッフではありますが、安全で確実な手術を心がけて診療にのぞんでいます。大学病院としての特徴として余病を多く持った重症症例が多く認められます。日本全国の主要な心臓血管外科施設全てが参加している心臓血管外科データベース機構による当科の手術症例全体の予測手術死亡率(Japan score)り低い死亡率(OE比0.52〜0.90)で手術が施行できました。
また、2023年度よりハイブリッド手術室が開設されたことに伴い、大動脈疾患のステントグラフト治療も開始しております。

産業医科大学 医学部 心臓血管外科

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